ビル・ゲイツ <世界情勢/海外ニュースの読み方>
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ビル・ゲイツ (プチ現代偉人物語)
 



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■今回の偉人■

Bill Gates (49) 

80年代初頭、あくせくと生活の為に働く平凡な若者の一人に過ぎなかったビル・ゲイツだが、1986年7月発売のニュース週刊誌「USニューズ・アンド・ワールドレポート」では、最もリッチなアメリカ人の36位に登場している。わずか6年でなし得た、まさに現代のアメリカンドリームである。


<第1話>
ビルは1955年10月、父は弁護士、母は福祉団体の役員という、どこにでもある少し裕福なシアトルの家庭に生まれている。小さい頃から、頭が良く、母親には反抗してばかり、学校は退屈で、みかねた両親は、小児精神科医にビルを連れていき、カウンセリングまで受けさせている。

やがて、ビルは、そのルーツとも言われるレイクサイドスクールに進学。三目並べやリスク(ゲームの1種)は、この当時の作品だ。また、のちにマイクロソフト社の共同経営者となるポール・アレンと出遭ったのも、この頃である。

ここでは、子供をスクールに通わせる母親達が、がらくた市を開き、その収益金で学校の備品を購入していた。そこで、母親達によって購入されたコンピューター端末を、一目見た瞬間、ビルはこの機械の虜となってしまう。毎夜寝室を抜け出しては、深夜の教室で、この端末に向かう程、彼はコンピューターにのめりこんでいった。


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<第2話>
1972年に、インテル社が世界初のマイクロプロセッサの開発に成功する。それを聞いたビルとポールは、「これを使えば、コンピューターの中央演算処理装置をマイクロチップにおさめることができ、小さなコンピューターを作ることができる。そのためには、その小さなコンピューターを動かせるソフトがきっと必要になる」と確信した。

彼らは、大手コンピューター会社に、片っ端から手紙を書き、インテル社が開発したマイクロチップ用のBASICを作りましょうと提案するが、当時17歳であった彼らの話を、まともに聞く会社は無かった。

翌年、ビルは、応用数学を学ぶため、ハーバード大学へ進学する。なぜ、コンピューターじゃないのか? という問いに対し、ビルはコンピューターに関しては、大学教授よりもはるかに詳しく、学ぶことが何もないと思ったと答えています。


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<第3話>
1974年のこと、ポール・アレンが血相を変えて、ビルの部屋に飛び込んで来た。ポールが手にしていたのは1冊の雑誌だった。その表紙を飾っていたのは、世界初のパーソナルコンピューター「アルテア」であった。中を読んでみると、「アルテア」には、インテル社のマイクロチップが使っていると書かれていた。「もう始まっているんだ。早くしないと乗り遅れぞ!」

小さくて安いマイクロコンピューターの時代が来ると確信していたビルは、大学に休学届けを出し、ニューメキシコ州に移ることを決心する。そして、1975年4月4日、マイクロ−ソフト社(のちにハイフンを取り、マイクロソフト社と改名)を設立する。

ビルとポールを含め、たった4人の若者だけでの船出であった。


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<第4話>
最初の仕事は、アルテアで使えるBASICの開発であった。その後、アルテア以外に、3つの会社がマイクロコンピューターを発売したが発売当初こそ、自社ソフトを使用していたものの、1年も経たないうちに、3社とも、マイクロソフトBASICを採用している。

実は、マイクロソフトのMS−DOSは、ビルが一から立ち上げたものではないことをご存知でしょうか?当時、シアトルにある会社が売りに出していたQ−DOSのことを知ったビルが、これを使う方が早いと考え、その使用権を買い取ったものであった。

大きな転機は、80年にやって来た。あのIBM社が接触してきたのだ。しかし、これはビルの手柄というよりも、当時のIBM会長がビルの母親と知り合いであったという幸運が味方したと言った方が正しいかもしれない。


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<最終話>
IBMはマイクロソフトにとって、大切なお客であったので、社員全員がこの巨大企業のどんな要求にも応えようと一生懸命だった。しかし、IBMはとても官僚的で、新しいパソコンの時代を本当に理解しているとは思えなかった。ある日、ビルがソフトウエアの開発を一任してほしいと頼んでも、良い返事を貰うことができなかった。しだいに、ビルはIBM社の仕事に疲れを感じ始める様になっていた。

そこで最低限の協力だけはすることにして、あとのスタッフには「ウインドウズ」の開発に専念させた。新しい時代の流れに乗り遅れるわけにはいかなかった。

1990年、ウインドウズ3.0の発売をひかえたマイクロソフトは、IBMのパソコンにウインドウズを採用する様に提案するが、巨人企業の出した回答は、やはりNOであった。ビルは、IBMとの決別を決心する。 別れない限り、手足を縛られ、前に進めなくなるのは見えていた。やらなけらばならないことは、他にたくさんあると感じていた。

1975年、4人の若者でスタートしたマイクロソフト社は、現在、世界中で37000名を超える社員数を誇り、コンピューター関連企業のトップを快走中である。



ビル・ゲイツ(49)  マイクロソフト社会長兼CEO







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