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キーワード |
解説 |
| 2007.7.3 |
2つのテロ事件 |
29日、ロンドン中心部の繁華街ピカデリーサーカスの一角で、爆弾を積んだと見られる不審な乗用車を警察官が発見した。 車内には、携帯電話による遠隔操作で爆発させるつもりだったと見られる爆発装置が取り付けられており、警察は「もし爆発していたら、多くの人命が危険にさらされていた」と語っている。 このテロ未遂事件で、市の中心部は全面通行禁止とされた。続く30日、スコットランドのグラスゴー空港の空港ビルに四輪駆動自動車が突入して、炎上した。同空港は直ちに閉鎖され、フライトの離発着も禁止された。この2件のテロは同一グループによる犯行と見られ、これまでに計7人が逮捕されている。ロンドンでは、2年前の7月7日、死者56名を出した同時爆破テロが起きている。
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| 2007.6.26 |
ゴードン・ブラウン財務相(56) |
現財務大臣。大学講師やジャーナリストの経験を経て、1983年、2度目の挑戦で議員当選を果たした。労働党内では、左派の実力者として頭角を現し、1997年、若きヒーロー・ブレア氏を擁立して、労働党が総選挙に大勝し、18年ぶりに政権を奪回すると、財務大臣に就任。成長率2%台という安定した経済成長を築きながら、失業率を欧州平均8%台に対して、英国内の失業率を5%にまで改善した功績は大きいと言える。しかし、その後のブレア政権はイラク政策の失敗で、支持率が急落。国民の支持を失ったブレア首相は、任期2年を残しながらも退陣を余儀なくされていた。ブラウン氏は高校時代に左目を失明しており、義眼を入れている。
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| 2007.6.25 |
EU憲法 |
拡大した欧州連合(EU)の指針となる基本法のことで、これまでのローマ条約、マーストリヒト条約、アムステルダム条約、ニース条約などを統合した憲法のことを指す。欧州統合の理念を具体化し、EUの顔となる大統領や外相の新設、共通の外交・安全保障政策の強化などが盛り込まれており、04年10月に加盟各国が調印していたが、発効を前にフランス、オランダの国民投票で否決され、袋小路に陥っていた。当初から、イギリスは「EUは主権国家の集まりであるべきで、超大国を創出したいとは思わない」と反対の意思を示していた他、ポーランドも「大国に有利」として反対に回っていた。両国の主張を汲んだ大幅な譲歩の中で、憲法に代わる「簡略化した基本条約」として合意に至った。
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| 2007.6.19 |
フランス議会選挙の流れ |
フランス国民議会(下院、定数577)の第1回投票が先週、実施され、サルコジ大統領の支持母体である右派与党・国民運動連合(UMP)が圧勝する勢いを見せた。選挙は、少数政党には不利とされる小選挙区制の形をとり、各選挙区の1回目の投票で過半数の票を獲得する候補者がいない場合は、上位者による決選投票を行う、2回投票制を採用している。1回目の投票では、110名が当選を果たしたが、その内、社会党からは1名だけで、決戦投票では与党が400議席(全体の約7割)に達するするのではと見られていた。しかし、油断からか、与党は投票前に消費税(付加価値税)の引上げを示唆する発言を行い、また、一党の独占をよしとしない有権者らのバランス感覚が働いた典型的な例を言える。
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| 2007.6.12 |
フランス議会 |
フランスの議会は2院制をとり、元老院(上院にあたる)と国民議会(下院にあたる)に分かれる。国民議会の議員は任期5年で、直接選挙によって選ばれるが、選挙は小選挙区制を採用しているため、少数政党には不利で、保守と革新の2大政党の対決の観が強いのが特徴。また、2回投票制度をとっており、1回めの投票で過半数の票を得たものが当選し、過半数に達しない場合は、上位2〜3名の決選投票で決められる。2回目の投票は、翌週の17日(日)に行われる予定。
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| 2007.6.8 |
京都議定書 |
1997年に京都で開かれた地球温暖化防止に関する会議採択された。二酸化炭素等の6種類の温室効果ガスに関し、2008〜2012年の5年間で、先進国全体の合計排出量を90年に比べて、5.2%%削減することを目的としている。目標値は国ごとに異なり、EU諸国が8%、アメリカ7%、日本は6%、ロシア0%等だが、排出量2位の中国、4位のインドなどの途上国に対しては、経済の発展を妨げてはいけないという配慮から、具体的な削減目標は設定されなかった。排出量1位のアメリカは、2001年に離脱している。また、日本も6%の削減目標にもかかわらず、8%増加しているのが現実であり、目標の達成は絶望視されている |
| 2007.5.29 |
カンヌ国際映画祭 |
世界3大映画祭の1つで、毎年5月、約10日間にわたってフランス南部のリゾート地・カンヌで開かれる。カンヌ映画祭は、1930年代にイタリアのファシスト政権がヴェネチア映画祭(イタリア)に介入し、政治色を強めたことに対抗して、フランス政府の援助によって始まった。最高賞は、そのトロフィーの形(黄金のシュロ)から「パルムドール」と呼ばれ、次点が「グランプリ」と呼ばれるため、混乱を生じやすい。今年は第60回にあたり、金正日総書記が脚本と編集に関わったとされる、北朝鮮の作品も史上初めて出品された |
| 2007.5.17 |
サルコジ大統領の政策方針 |
サルコジ大統領は、フランス伝統の福祉に手厚い「大きな政府」と決別し、米英型の自由経済主義を積極的に取り入れた 構造改革を断行し、「働けばより稼げる社会」を目指す方針。 具体的には、
:大幅な減税措置を取る一方で、公務員数を削減する
:これまで解雇しにくかった雇用制度の見直し
:週35時間労働制は当面維持するが、超えて働いた分の
所得税を免除するなど、残業がしやすい環境を作り出す
などが挙げられる。
フランスでは、首相が内政、大統領が外交、軍事という暗黙の役割分担があったが、サルコジ新大統領は積極的に内政にも関わっていくものと見られている |
| 2007.5.11 |
ブレア首相 |
30歳でイングランド北部のセッジフィールド選挙区から労働党下院議員に選出される。党首となってからは、自由主義経済と福祉政策の両立を謳った「第三の道」と呼ばれる路線を提唱し、1997年総選挙で大勝利を収め首相となる。この路線は、ヨーロッパの他の社会民主主義政党にも、大きな影響を与えた。しかし対テロ戦争でのアメリカ追随の姿勢は閣僚の中からも批判の声が上がり、支持率が低下していった。統一地方選で労働党は敗北し、政権の弱体化が取りざたされるようになり、早期退陣論は強まっていった。このため昨年の9月7日には、2007年秋までに退陣する意向であると首相の報道官が、表明していた |
| 2007.5.10 |
アイルランド |
島の北側の面積にして約5分の1は、イギリス領(北アイルランド)である。北アイルランドでは、イギリスの統治を望む住民と、独立してアイルランドへの帰属を望む住民がいたが、やがて、それは社会的マイノリティーとして差別を受けていたカトリック派と多数を占めたプロテスタント派との争いとなり、以来30年以上にわたって、計3000人を超える犠牲者を出すまでの、まさに血で血を洗う武力抗争が続いてきた。ブレア英首相が就任した翌年の98年、両者は包括和平案に合意し、自治政府が樹立され、05年には各地でテロ行為を繰り返してきたカトリック系の武装組織が「武装解除」を宣言。今年3月、プロテスタント強硬派の民主統一党(第1党)とカトリック強硬派のシン・フェイン党(第2党)との間で、初の党首会談が持たれ、自治政府の再開へと大きく舵を切ることとなった |
| 2007.5.9 |
エリザベス2世 |
1926年生まれ。先月、81歳を迎えたが、現在でも精力的に公務に就いている。生まれた時は、王位継承者の第3位であり、また、イギリスでは王位継承は姉よりも弟が優先されるため、長女のエリザベスが王位に就くとは、全く考えられていなかった。しかし、前の前の国王・エドワード8世が離婚経験のあるアメリカ人女性との結婚のために退位すると、今度はエリザベスの父である前の国王・ジョージ6世が海外公式訪問の最中、滞在先で病気のため急死。1952年、エリザベス2世が即位し、以来55年にわたって女王の座にある。エリザベス2世はイギリス女王であると同時に、イギリス連邦の元首として、カナダやオーストラリアなど、16ヶ国の元首でもある |
| 2007.5.7 |
ニコラ・サルコジ(52) |
シラク現大統領に目をかけられて、政界入りを果たし、28歳の若さで、パリ郊外のヌーイ市長に当選。ハンガリー系移民の2世であり、身長が低く、一般にフランスの政治家が、修辞にあふれた婉曲表現を多用するのに対して、サルコジ氏は機関銃の様にしゃべり続け、有権者らに率直に語りかけるなど、エリートとは違う泥臭い点が好感を持たれている。しかし一方で、その歯に衣を着せぬ発言が、周囲との軋轢を呼ぶことも多く、一昨年に発生した移民の若者による暴動事件では、彼らを「社会のくず」と言い放ったことが、騒ぎを大きくすることとなった。2002年に初入閣。2004年、与党・国民運動連合の党首に選出され、2005年5月からは内務大臣を務めている。市場・競争原理に基づく英米型の自由主義経済を志向し、今回の選挙では、公務員削減などによる「小さな政府」の実現を訴えた。シラク政権のイラク戦争反対により冷え込んだ対米関係の改善と、フランス伝統の平等主義を捨て自由競争を重視する英米型の新自由主義経済政策路線を提唱しており、親米派と見られている |
| 2007.4.24 |
サルコジ氏とロワイヤル氏 |
決選投票となった両候補のプロフィール。
ニコラ・サルコジ(52) − 移民2世であり、身長が低く、一般にフランス政治家が、修辞にあふれた婉曲表現を多用するのに対して、彼は機関銃の様にしゃべり続け、有権者らに率直に語りかけるなど、エリートとは違った泥臭い点が好感を持たれている。しかし一方で、その歯に衣を着せぬ発言が、周囲との軋轢を呼ぶことも多い。一昨年に発生した移民の若者による暴動事件では、彼らを「社会のくず」と言い放ったことが、騒ぎを大きくした。また、政敵であるシラク現大統領が親日家で、大の相撲好きなことへの対抗からか、「相撲はインテリのスポーツではない」と言ったことは有名。シラク大統領に目をかけられて、政界入りを果たし、28歳の若さで、パリ郊外のヌーイ市長に当選。早くから入閣も果たしたが、95年の大統領選では、シラク氏を裏切る形で対立候補の側について以来、両者の政争は続いている。
セゴレーヌ・ロワイヤル(53) − 1953年、フランス統治下であったセネガルの首都ダカール(自動車のパリ・ダカール・ラリーで有名)で生まれた。エリート校で知られるENA(フランス国立行政学院)を卒業後、行政裁判所判事となり、下院議員を経て、92年に初入閣を果たし、環境相、家庭・児童担当相を歴任した。主要閣僚の経験はないものの、与党の右派に勝てる可能性のある唯一の社会党候補として、注目を浴びてきた。事実婚の夫である、同じくフランス社会党第一書記のオランド氏との間に4人の子供がいる |
| 2007.4.20 |
仏大統領選の主な候補者 |
主な4人の候補者のプロフィール。
:サルコジ氏(52)−右派与党。米英型の市場経済・自由競争を重視する。
:ロワイヤル氏(53)−左派。北欧型の「高福祉社会」を目指す。フランス初の女性大統領誕生なるかが注目される。
:バイル氏(55)−フランス政治伝統の右左派の対決から、中 道の現実路線を取る。
:ルペン氏(78)−右翼。不法移民排除を唱える強硬派で、前回の大統領選では2位に入り、ルペン旋風を巻き起こした |
| 2007.4.2 |
イランの英兵士拘束事件 |
3月23日、イランとイラクの国境に近い水域で、監視活動を行っていたイギリス兵士15人が、イラン側に拘束された。 イランでは、国営放送で兵士に謝罪させた映像を流したり、女性兵士フェイ・ターナーさんが書いたとされる書簡を公表している。イギリス政府は兵士のイラン領侵入を否定しており、アメリカのブッシュ大統領もイランを非難している。 核技術開発問題で緊張が高まるイランをめぐる情勢は、さらに複雑化していく見通しである |
| 2007.3.13 |
ジャック・シラク仏大統領(74) |
1932年パリ生まれの74歳。 1962年、当時の首相だったポンピドー氏の秘書官になり、34歳の若さで国会議員に当選。 以来、重要閣僚の歴任し、首相にも2度就いている。77年からはパリ市長を18年間にわたって務めた。95年の大統領選挙に勝利し、念願のフランス第5共和制第5代大統領に就任した。欧州統合を進め、強い欧州・強いフランスの建設を積極的に推進したが、それは東欧からの多くの移民流入へとつながり、労働機会を脅かされることとなった国民の心は、次第に離れていった。また、自らが強く支持してきたEU憲法の批准は、05年に行なわれた国民投票によって大差で否決され、2012年のオリンピック誘致もロンドンに敗れるなど、近年、シラク大統領の求心力は大きく低下していたと言える。一方、イラク戦争では強硬に反対を貫き通し、米国と対立。最後まで派兵することはなかった。親日家として知られ、特に「大の相撲好き」なことは有名 |
| 2007.3.2 |
フランス大統領選挙 |
今年行われる大統領選挙は、4月22日に第1回投票が行われ、5月6日に第2回決戦投票、5月10日開票結果発表となる。立候補には、500人の役職者の推薦が必要で、推薦者リストは、立候補が確定した時点で憲法制定評議会から発表される。現在の候補予定者は、社会党からセゴレーヌ・ロワイヤル氏が政党代表初の女性候補として出馬。フランス民主連合から、フランソワ・バイルー氏、ニコラ・サルコジ氏は国民運動連合からの候補者となる。現大統領のジャック・シラク大統領も出馬が噂されているが、再選の可能性は低いとされている。また、フランス国憲法に任期の制限はない |
| 2007.2.26 |
トニー・ブレア英首相(53) |
元弁護士。初選挙は落選したが、2度目の挑戦となった1983年の総選挙では、30歳の若さで、労働党から下院議員に当選した。1994年、前党首の急死をうけて、41歳で党首に就任。「脱社会主義」を掲げ、党の綱領を改正するなど、近代化に取り組み、労働党を労働組合の党から、近代的な中道政党へと変革した。ブレア人気の中、97年の総選挙で圧倒的な勝利を収め、18年ぶりに労働党は政権を奪回。ブレアは43歳の若さで、イギリス首相の座に就いた。その後、2度の総選挙にも勝利し、労働党史上初の3期連続政権を実現させている |
| 2007.2.21 |
ヘンリー王子(22) |
チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の間に生まれた二男で1984年生まれの22歳。長男は2つ年上となるウィリアム王子。優等生タイプの兄とは対照的に、次男という気楽な立場からなのか、これまでに数々のスキャンダルを巻き起こしていることで知られており、一昨年の仮装パーティーでナチスの衣装で現れたことは、記憶に新しい。高校時代には酒に溺れ、大麻で補導されたこともある。大学へは進学せず、2005年に陸軍士官学校に入学。卒業後は、イギリス陸軍の騎兵連隊である「ブルーズ・アンド・ロイヤルズ」に配属されていた |
| 2007.2.13 |
ユーロ |
EUに加盟する27ヶ国の中で、現在13ヶ国で採用されている単一通貨のことで、3年間の準備期間を経て、2002年より、正式に通貨の流通が始まった。2002年の為替相場は、概ね1ユーロ=115〜120円の間で推移していた。一方、導入された当時はドル高(1ドル=130円以上)であったため、ドルがユーロより強かったが、2003年からは一転して、ユーロ高基調が続き、現在は、1ユーロ=1.3ドルあたりで推移している。世界の外国為替市場においては、ドル対ユーロの取引が最も多く、全体の約30%を占める |
| 2007.1.17 |
ドイツ国民哀悼の日 |
ドイツでは、11月の第3日曜日を国民哀悼の日と定め、大統領、首相らも参列して、国立中央追悼所(ノイエ・ヴァッヘ)で、慰霊の行事が行なわれる。ノイエ・ヴァッヘは、元々、19世紀に皇太子の宮殿のための衛兵所として使われた建物だったが、やがて、死亡した兵士らの追悼所として使われる様になり、東西ドイツ統一後の1993年に閣議決定によって、「戦争と暴力支配の犠牲者のための国立中央追悼所」となった。第1次大戦以後のドイツの全ての戦没兵士や一般市民の犠牲者らが追悼の対象であり、中にはナチ党員も含まれていたため、 批判にあがったこともある。日本が、靖国神社に代わる国立の追悼施設建設を議論する際に参考にされたことがある |
| 2007.1.16 |
ニコラ・サルコジ内相(51) |
1955年生まれの51歳。 移民2世であり、身長が低く、一般にフランス政治家が修辞にあふれた婉曲表現を多用するのに対して、彼は機関銃の様にしゃべり続け、有権者らに率直に語りかけるなど、エリートとは違った泥臭い点が好感を持たれている。しかし一方で、その歯に衣を着せぬ発言が、周囲との軋轢を呼ぶことも多い。一昨年に発生した移民の若者による暴動事件では、彼らを「社会のくず」と言い放ったことが、騒ぎを大きくした。また、政敵であるシラク現大統領が親日家で、大の相撲好きなことへの対抗からか、「相撲はインテリのスポーツではない」と言ったことは有名。シラク大統領に目をかけられて、政界入りを果たし、28歳の若さで、パリ郊外のヌーイ市長に当選。 早くから入閣も果たしたが、95年の大統領選では、シラク氏を裏切る形で対立候補の側についたことから、以来、両者の政争は続いている |
| 006.12.14 |
ホロコースト |
ナチス政権下のドイツで、組織的に行なわれたユダヤ人などに対する大量虐殺のこと。当初は、ユダヤ人らをアフリカなどのヨーロッパ外に強制的に移住させて追放することが考えられていたが、次第に、収容所に入れ、過酷な労働を課した後に、ガス室で殺害する方向へと変わっていった。ユダヤ人以外にも、多数のポーランド人や障害者、同性愛者など、数百万人〜1千万人が犠牲になったと言われている。ホロコーストとは、ギリシャ語の「全て(ホロ)」「焼き尽くす(コースト)」と語源としている |
| 2006.12.13 |
キプロス問題 |
地中海に浮かぶ島キプロスは、1960年にイギリスから独立を果たしているが、約70%を占めるギリシャ系住民と約30%のトルコ系住民との間で、民族紛争が勃発した。1974年、ギリシャ系のグループがクーデターを起こして、政権を奪うと、トルコ系住民の保護を名目に、トルコはキプロスに侵攻した。 島の北半分を占拠し、キプロス・トルコ共和国(北キプロス)を成立させた。南北に分断されたキプロスは、その後、幾度となく、国連が仲介する等して、「統合」が模索されたが、いずれも不発に終わり、2004年には住民投票が行なわれたが、統合案は反対多数で否決されている。 そして、同年、キプロス共和国(南キプロス)は、単独でEUに加盟した。北キプロスを国家として承認しているのは、世界中でトルコだけというのが現状である |
| 2006.11.29 |
ベネディクト16世の発言 |
ローマ法王ベネディクト16世は、今年9月、ドイツの大学で行なった講義の中で、14世紀の東ローマ帝国の皇帝によるイスラム批判に触れて、「(イスラム教の預言者)ムハンマドがもたらしたものは、邪悪と残酷だけだ」と指摘し、イスラム教の聖戦(ジハード)の考え方を批判した。すぐさま、各地でイスラム教信徒からの反発の声があがり、4日後、法王庁は「(法王の発言が)イスラム教徒への攻撃と受け止められたことを、大変申し訳なく思う」との謝罪声明を出したが、パキスタン議会が発言の撤回を求める非難決議を全会一致で採択するなど、反発は拡がっていった。現法王は、神学者の出身で、普段より難解な言葉を発することが多く、法王の周辺でさへ「メッセージの真意がわかりづらい」と嘆くことが多いと言われている。また、現法王は枢機卿の時代に、トルコのEU加盟に反対を唱える声明を出したことがあり、反イスラム的と見られる言動が時折、顔を覗かせることがある |
| 2006.11.27 |
元ロシア情報機関員の怪死 |
露連邦保安局(前身はKGB)元中佐リトビネンコ氏は、プーチン体制の批判者で、6年前に英国に亡命していた。今月1日、市内のすしバーでイタリア人コンサルタントと会ったこと、ホテルでロシア人2人と会い紅茶を飲んだことは確認されているが、その後、突然体調を崩し、23日に病院で亡くなった。プーチン大統領を事件の黒幕と非難する内容の遺書が残されていた。ロシアでは、先月、プーチン政権批判の急先鋒だった女性 ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさん(48)が自宅アパートのエレベーター内で射殺されるという事件が起きたばかりであった |
| 2006.11.20 |
セゴレーヌ・ロワイヤル(53) |
1953年、フランス統治下であったセネガルの首都ダカール(自動車のパリ・ダカール・ラリーで有名)で生まれた。エリート校で知られるENA(フランス国立行政学院)を卒業後、行政裁判所判事となり、下院議員を経て、92年に初入閣を果たし、環境相、家庭・児童担当相を歴任した。主要閣僚の経験はないものの、与党の右派に勝てる可能性のある唯一の社会党候補として、注目を浴びてきた。事実婚の夫である、同じくフランス社会党第一書記のオランド氏との間に4人の子供がいる |
| 2006.10.11 |
タバコ |
WHOによると、世界の喫煙人口は約11億人。禁煙先進国アメリカを除けば喫煙者は増加傾向にあった。日本も1996年以降ようやく減少傾向にあるが、依然タバコ産業の有望市場となっている。全世界でタバコが原因とされる死亡者数は312万人とされている |
| 2006.9.28 |
EUの加盟審査 |
1993年に定められた基準により、EUに新規加盟するためには、以下の4つの条件を満たしていることが必要となった
・ヨーロッパの国であること
・民主主義国家であること、少数民族などへの人権侵害がな いこと
・EU経済においての競争力に対応できる経済力があること
・EUの基本法体系を受け容れることができること
ブルガリアとルーマニアの2国の加盟が認められたために、現在、加盟交渉中の主な国は、トルコとクロアチアとなった |
| 2006.9.25 |
リニアモーターカー |
リニアモーターカーの技術研究では、現在、日本とドイツの二国が群を抜いているが、この二国の方式はそれぞれに異なっている。「トランスラピッド」と呼ばれるドイツが開発・研究中の リニアは、車両側に浮上の電磁石を持たせるため、軌道側は鉄レールなどを使うことが可能で、軌道側のコストが安くすむという利点がある。ドイツでは、60年代から研究が開始され、2000年に中国・上海国際空港へのアクセスとして採用が決まり、上海では、2003年より営業運転が既に始まっている。 一方、日本が開発・研究するリニアは、車両側に電磁石を設置、軌道側にコイルを並べ、反発する作用により浮上する。 1977年に宮崎で本格的な実験が開始されたものの、実用化のメドは立っていない |
| 2006.9.20 |
ハンガリー |
かつてはオーストリア・ハンガリー帝国であったが、第1次世界大戦で敗れ、オーストリアと分離された。続く第2次世界大戦では、枢軸国側について敗戦。 旧ソ連に占領され、他の東欧諸国同様、社会主義体制が敷かれた。1980年代末、東西冷戦の終焉とともに、ハンガリーでも民主化への動きが活発化し、90年に行なわれた第1回の総選挙では、非共産政党が勝利し、共産党の一党支配体制が崩れた。しかし、同政権は国民の期待に応えることができず、4年後の第2回総選挙では、左派が再び政権を取った。その後、政権は、左派⇔右派を繰り返し、両派が伯仲している |
| 2006.9.14 |
トニー・ブレア英首相(53) |
元弁護士。初選挙は落選したが、2度目の挑戦となった1983年の総選挙では、30歳の若さで、労働党から下院議員に当選した。1994年、前党首の急死をうけて、41歳で党首に就任。「脱社会主義」を掲げ、党の綱領を改正するなど、近代化に取り組み、労働党を労働組合の党から、近代的な中道政党へと変えた。ブレア人気の中、97年の総選挙で圧倒的な勝利を収め、18年ぶりに労働党に政権をもたらし、43歳の若さで、 イギリス首相の座に就いた。その後、2度の総選挙にも勝利し、労働党史上初の3期連続政権を実現させている |
| 2006.9.5 |
ナチス親衛隊 |
1925年、ヒトラーを擁護する党内の組織として創設された。 1933年にナチ党が政権を握ると、次第に親衛隊は敵対分子の摘発・諜報・監視といった任務を行なう様になり、ユダヤ人収容所の監視なども務めることになった。第2次世界大戦が開戦する頃には、親衛隊の数は25万人にまで膨れ上がり、一部は武装親衛隊と呼ばれて、軍に次ぐ地位を与えられて戦場へと赴き、ヨーロッパ各地でユダヤ人迫害に加わったとされている |
| 2006.7.27 |
フランスの移民選別法案 |
先月、フランス両院で可決された移民に対する法案。昨年、各地で発生した移民らによる暴動を契機に、フランスへの貢献を期待できる外国人は積極的に受け入れ、それ以外の移民については、滞在条件を厳しくする内容となっている。滞在1年で家族を呼び寄せることができたものが、1年半に延長され、かつ一定の賃金を得ていることが条件とされた。また、不法滞在者でも10年間住めば、滞在許可証が発行されたが、フランス語の習得などの審査が課せられることとなった。法案は、来年春の大統領選に向けて、サルコジ氏が移民排斥の方向で、極右層の支持を取り込む狙いがあるものと見られている |
| 2006.7.24 |
ブログ |
個人や数人のグループで運営され、日々更新される日記的なWebサイトの総称で「weblog」を現在では略して「blog」(ブログ)と呼ばれるようになった。インターネットの普及につれて、多くの人が個人のWebサイトで日記をつけ始めたが、Web日記は紙の日記と異なり、その内容が広く一般に公開されており、ほかのサイトからリンクされたり論評されたりする。日本でも、現在では、ブログ運営支援サービス・ツールが普及しており誰でもブログを簡単に開設し、記事を追加・更新できる環境が整っていて、独自の発展を見せている |
| 2006.7.3 |
国際連帯税 |
フランスのシラク大統領と、ブラジルのルラ大統領が2004年に提唱した、途上国支援のための新しい課税策。航空券への課税は、仕組みが明快で、広く浅く課税できることから、イギリスやノルウェーなど17ヶ国が導入を表明しており、韓国でも今秋からの導入が予定されている。仏政府は年間約2億1000万ユーロ(約290億円)の税収を見込んでおり、エイズやマラリア、結核など、途上国の感染症予防や治療のための医薬品の購入に充てられる。日本は航空会社の反対もあって、導入には消極的。 |
| 2006.5.31 |
旅客情報交換条約 |
欧米間では、2003年3月より暫定的に稼動しており3年半の有効期間が9月30日までとなっていた。テロ防止などセキュリティ対策が念頭に置かれたものであり条約では、情報収集の具体的手法について定められているほか、旅客名簿情報の利用と保護についても細かな規則が制定された。また、旅客情報の濫用を防ぐため、プライバシーの保護に重点を置いたものとなっている |
| 2006.5.30 |
アウシュビッツ強制収容所 |
収容所が建設されたのは1940年。当初はナチスに反抗するポーランド人の虐殺を目的としていた。その後収容所は拡張され、ヨーロッパ中から集められた大量のユダヤ人を殺すための一大殺戮施設へと変貌していった。現在は博物館となっており、世界文化遺産にも指定されている。ここを一番多く訪問するのはドイツ人で,保存に掛かる費用を一番多く負担しているのもドイツ人なのである |
| 2006.5.12 |
イタリアの政局 |
先月、行われた総選挙では、プローディ元首相が率いる野党・中道左派勢力が、大接戦の末、ベルルスコーニ首相の与党・中道右派勢力に、得票差0.1%という僅差で勝利した。ベルルスコーニ首相は、票の再集計を求め、敗北を認めようとはしなかったが、ついに先週、敗北宣言を出し、辞表を提出した。 今回の大統領選挙で、両派は統一候補を立てる調整に失敗。総選挙のしこりが残る中、左右勢力それぞれが、独自の大統領候補を立て、再び僅差の戦いとなった。3回目の投票までは、当選に3分の2の得票が必要なため、決着が付かず、4回目からは過半数の票を得た候補者が当選となるため、4回めの投票で、中道左派勢力の推したナポリターノ氏に決まった |
| 2006.4.12 |
イタリア総選挙 |
選挙制度が改正され、上院(定数315)、下院(定数630)ともに、比例代表制で行われた。イタリアの選挙システムがユニークなのは、少数政党の乱立を回避し、政権の安定を図るために、最多議席を獲得した政党に総議席の約55%を保証している点。残りの議席が、各党の得票率に応じて配分される。今回の投票率は83.6%にものぼり、有権者の関心の強さを示した |
| 2006.3.30 |
ドビルパン首相の対応 |
若者の雇用を促進するために、26歳未満の雇用については、2年間の試用期間を設け、この間は理由を示さずに解雇できるという新しい雇用契約。 各地での大規模な抗議行動を受けて、ドビルパン首相は「2年間の試用期間を1年に短縮する」「解雇の際には理由を示す」といった修正の用意があることを示唆し、労組との対話を求め始めた。 が、撤回については強く否定している。 来春の大統領選挙への出馬を狙うドビルパン首相にとって、騒ぎが拡大したことは、大きな失点となってしまった |
| 2006.3.24 |
バスク地方とETA |
バスク地方とは、スペイン北部のバスク自治州と、その東隣のナバーラ自治州、フランス南部3郡にまたがる人口約300万人の地域。バスク語を話すなど、独自の文化を築いてきた。この地方の分離・独立を目指す過激派は、1968年に初めてテロを起こして以来、暗殺・爆破テロ・企業への脅迫を繰り返し73年には、当時のブランコ首相を暗殺。国王の暗殺未遂事件を起こしたこともある。2004年に最高幹部と有力活動家がフランスで逮捕され、急速に組織の求心力を失い、弱体化したと言われている |
| 2006.3.20 |
フランスの若者雇用促進策 |
若年層の雇用促進策である「初期就業契約(CPE)」は企業が26歳未満の若者を採用する場合、2年の試用期間内であれば自由に解雇できる新しい労働契約の形態。ドビルパン政府の目玉の1つで、首相自らが推し進め、猛反発がある中で成立させた経緯がある。フランスの25歳以下の若者の失業率は23%と高いが、実際に企業の雇用を促進するがどうかの効果には疑問があることや、2年を過ぎた後も、この契約が恒常化するのではという不安があり、最新の世論調査では68%がこの法案に反対している |
| 2006.2.22 |
ホロコースト |
ナチス・ドイツによって組織的に行われたユダヤ人に対する虐殺・絶滅の計画のこと。当初、ナチスはユダヤ人を強制的にマダガスカル島などに移住させることによって、ヨーロッパから追い出す考えであったが、戦局の変化などから、次第に「強制収容所」の過酷な環境下で、軍需産業の労働力として利用した後、「ガス室」に閉じ込めて殺すという、集団殺戮の計画へと変貌していった。犠牲者の数は定かではないが、600万人におよぶユダヤ人などが、命を落としたとされている。ホロコーストとは、「全部焼く」というギリシャ語が由来となっている |
| 2006.2.7 |
イスラム風刺漫画問題 |
昨年9月30日、デンマークの「ユランズ・ポステン」紙が問題の漫画を掲載。そして、1月に入り、ノルウェーの雑誌がこの漫画を転載したことから、対立は一気に表面化した。中東各地で反発が強まる中、デンマークのラスムセン首相は「宗教を愚弄する行為を非難はするが、謝罪するつもりはない」とつっぱね、他の欧州7ヶ国の新聞も、問題の漫画を転載し、「表現の自由」を主張した。風刺画を描いた漫画家12人は、身の危険を感じ、身を隠していると言われている |
| 2005.12.13 |
ダイアナ元妃の死亡事故 |
1981年、20歳の時にチャールズ皇太子を結婚したダイアナ元妃は、ウィリアム王子、ヘンリー王子の2人の子供を儲けるが、92年頃から別居生活が始まり、96年に二人は正式に離婚している。離婚後も、マスコミに追いかけられることの多かった彼女は、1997年8月31日、恋人と噂されたエジプトの富豪で、英国の老舗デパート・ハロッズのオーナーの息子と、パリで一緒にいるところを、パパラッチに追いかけられ、車で逃げる途中、道路壁に激突し、即死した |
| 2005.12.7 |
保守党 |
17世紀、イギリスの王位継承問題で、嫡子のいなかった王の弟の即位を認める立場を取った人々を、当時「Tory」と呼んでおり、やがて政党化した「トーリー党」が前身となっている。現在でも、保守党は、通称で「Tory」と呼ばれている。戦後は、労働党と2大政党制を築き、1979年に、マーガレット・サッチャーが党首に就いてからは、選挙で4連勝し、18年間も政権を維持した。ところが、2001年の総選挙では、若きリーダー、トニー・ブレアの労働党に惨敗し、以後、低迷が続いている。労働党が中産階級・移民からの支持を基盤としているのに対し、保守党は、イングランドの富裕層からの支持が多い |
| 2005.11.24 |
ドイツの課題 |
メルケル政権が直面している最大の課題は、失業対策と対米外交であろう。ドイツでは、失業者が11%(一時500万人を超えた)に達し、戦後最悪を記録。早速、労働市場の活性化を図るため、企業が負担する社会保険率を軽減したり、新規雇用者の試用期間を延長する政策を打ち立てた。また、イラク戦争以来、ぎくしゃくしたアメリカとの関係修復も大きな課題であるが、メルケル首相が対米協調派なのに対し、外相に就任したシュタインマイヤー氏は社会民主党でシュレーダー前首相の側近であることから、今後の対米政策に関し、両党の意見調整が難しくなるとの見方が強い |
| 2005.11.9 |
移民と失業 |
暴動の発端は、警察に追われていたとみられるアフリカ系移民の若者2人が、変電所に逃げ込み、感電死したことにある。この騒ぎに、社会的差別や失業への不満を爆発させた移民の若者達が暴徒化し、暴動は全土へと拡大していった。 フランスの移民政策は、11月2日のキーワードで触れたが
⇒ http://ken-herbie.com/europe.html
失業に関して、フランスはEUの旧西側諸国の中でも、ドイツと共に慢性的に失業率が高く、10%前後の失業率で推移してきている。中でも、移民の失業率の高さは顕著で、30%を超える地域もあると言われ、1960年代の高度成長期に、安い労働力を請われて、アルジェリアやチュニジアからやって来た移民の2世、3世達が、現在、失業にあえいでいる姿が浮き彫りとなった |
| 2005.11.2 |
フランスの移民政策 |
フランスは、過去にアメリカと並んで、「人種の坩堝」と呼ばれる位、積極的に移民を受け入れてきた。フランス国内で400万人以上、人口の7.4%が移民であり、特に、ポルトガル、アルジェリア、モロッコからの移民が多い。彼らは、第2次世界大戦後の高度経済成長期に、フランスに移り住み、炭鉱労働者や自動車工として、安い労働力をもって、フランス経済を支えてきた。サッカーのフランス代表を例にとれば、ジダンはアルジェリア系移民の2世であるし、アンリやビエイラなども、カリブやセネガルからの移民である |
| 2005.10.12 |
ドイツ政局の混迷 |
先月18日に行われた総選挙では、キリスト教民主・社会同盟が226議席、社会民主党が222議席を、それぞれ獲得し、双方が「勝利宣言」をしていた。両党は他党との連立を模索したが、いずれも過半数を獲得する計算にはならず、残されていた唯一の選択肢が「大連立」だった。ドイツ初の女性首相となるメルケル氏(51)は、その強気の姿勢から、イギリスのサッチャー元首相になぞらえて、「ドイツ版・鉄の女」と呼ばれている。今回の総選挙では、「消費税の増税」を公約に盛り込んだにもかかわらず、「政策は現実的でなければならない」と語り、見事に勝利した |
| 2005.10.5 |
トルコのEU加盟問題 |
世論調査では、EU全体でトルコの加盟を支持すると答えたのは35%に対し、反対が52%あった。トルコはEU加盟のどの国よりも多い人口(約7000万人)を持ち、その99%がイスラム教徒であるため、EUとうまく融合できるかどうか不安視する声が多い。クルド人の人権問題も抱えており、かつて、オスマントルコに包囲された経験のあるオーストリアなどは強く反対している。ちなみに、アメリカは中東民主化への期待から、トルコのEU加盟には賛成している |
| 2005.9.28 |
ケーブルカー火災事故 |
2000年11月11日、オーストリアのキッツシュタインホルン山のトンネル内で、走行中のケーブルカーが炎上。スキー合宿中の福島県の中学生ら日本人10人を含む、155人が死亡した。油圧系統から漏れた油が、暖房機の加熱で発火したことが原因とされ、暖房機の問題性は認められたが、事故は「予見できなかった」として、1審では、被告全員に無罪判決が出ていた |
| 2005.9.27 |
ポーランド |
16世紀にはヨーロッパ最大の王国であったポーランドだが、その後は悲運の道を歩むことになる。1795年、ドイツ・ロシア・オーストリアの3国に分割され、以降、第1次世界大戦が終わるまでの123年間、世界地図から姿を消している。また、第2次世界大戦では、ドイツとソ連に占領され、総人口の5分の1が戦争の犠牲となった。これは、世界最高の比率である。その後は、ソ連圏にくみこまれるが、「連帯」運動など東欧の民主化をリードし、1989年には、旧ソ連圏から初めての非社会主義政権が誕生している |
| 2005.8.22 |
現ローマ法王 |
今年4月、84歳で死亡したヨハネ・パウロ二世に代わり、ドイツ出身のヨーゼフ・ラツィンガー枢機卿が、第265代法王に選出され、「ベネディクト16世」を名乗っている。 ポーランド人だった前法王に続き、2代連続で非イタリア人法王となった。 ベネディクト16世は、ドイツのバイエルン地方生まれで、第2次世界大戦中は国軍で対空戦を担当。その後、ミュンヘン大で哲学と神学を学んでいる。前法王の側近中の側近で、カトリック教義に厳格な保守派の代表格 |
| 2005.7.29 |
IRA(アイルランド共和軍) |
Irish Republican Army(アイルランド共和軍)の略。 北アイルランドのイギリスからの独立を主張し、アイルランドの統合をとなえるカトリック系の過激グループのこと。1969年、カトリック教徒の公民権運動にイギリス治安部隊が介入し、流血の紛争に発展。(北アイルランド紛争) 以後、治安部隊が常駐を始めたのを機に、IRAはテロ活動を活発化させ、これまでに死者3000人以上を出している |
| 2005.7.28 |
イギリスの移民 |
イギリスは、第2次世界大戦後、主に労働力の確保のために(特に旧植民地からの)移民を積極的に受け入れてきた。 そのため、人口の約91%は白人だが、その他の民族の人口が600万人を超える、他民族国家として知られている
(主な移民)
インド・パキスタン出身のアジア系 − 4%(233万人)
アフリカ・カリブ出身の黒人系 − 2%(115万人)
中国系 − 0.4%(25万人) |
| 2005.7.25 |
爆破テロ容疑者への対応 |
ロンドン警察は、容疑者が爆破テロを起こそうとしている様な場合、唯一の対処法は頭部を打つこととしている。 胸部などを撃てば、その衝撃で爆発する恐れが高いため、下半身ではなく、頭を狙う様にと、先日、内部規定を変更していた。 また、この男性は、「ロンドンの夏は急に冷えることがあるので」と言い、夏にもかかわらず、厚いジャケットを着ていたことが、さらに疑いを招いたと見られている |
| 2005.7.22 |
英同時多発テロに関連する逮捕 |
15日、同時テロで使われた爆弾製造への関与容疑で、エジプト人の生化学研究者(33)が逮捕されたが、テロとは無関係だったことが判明。 昨日、実行犯と犯行の数時間前に携帯電話で連絡を取り合ったとされる、パキスタン系英国人アスワド容疑者(30)がパキスタンで逮捕された。 同容疑者は、事件の約2週間前に英国入りし、実行犯らと接触した後、事件の数時間前に国外に出ていた。同容疑者は、西側情報機関がアル・カーイダの幹部として、3年間マークしてきた人物 |
| 2005.7.11 |
欧州のアルカイダ |
「欧州のアルカイダ」と名乗るグループ、または、それらと関連すると見られるグループが起こしたとされる爆破テロ
*カサブランカでの爆破テロ
2003年5月、カサブランカのユダヤ人コミュニティーやスペイン人社交クラブで、連続爆弾テロが発生。 死者40人以上を出した
*スペイン列車爆破テロ
2004年3月、通勤ラッシュで混雑するマドリード市内の3つの駅で、4つの列車が次々に爆破され、死者約200人、負傷者約1000人を出す大惨事となった |
| 2005.7.8 |
サミットとテロ |
五輪開催が決まり、喜びに湧くイギリスでは、ロンドンから約600キロ離れたスコットランドのグレンイーグルズで、G8主要国首脳会議が開かれていた。 約1万人を動員して周囲を封鎖するなど、英国史上最大といわれる厳戒態勢がとられており、この裏をかいた形でテロは起こった。 知らせを受けたブレア首相は、すぐさまロンドンへ駆けつけ、サミット議長国の首相が中座するという異例の状態となった |
| 2005.6.14 |
フランスとイラク戦争 |
フランスは、最後までイラク戦争開戦に強硬に反対した国の1つです。フセイン大統領と経済関係があったとも囁かれていますが、アメリカの一極主義に異を唱え、多国間による協調と大量破壊兵器が存在する証拠を明確にすることを強調しました。 その結果、アメリカの反感を買い、米の一部では反フランス運動にまで発展。フランス・ワインがボイコットされたり、 米・議員食堂のメニューの「フレンチ・フライ」を「フリーダム・フライ」と改称するなど、フランスに対する嫌がらせが続きました |
| 2005.6.7 |
イギリスとEU |
元々、イギリスは、地理的に島国であることや、かつての盟主国であったなどの理由から、「欧州の統合」には固執せず、少し距離を置いた見方をしている。 80〜90年代にかけて、サッチャー元首相は、国家主権重視の姿勢を取り、統合推進派と激しく対立した。 現在の労働党ブレア政権は、イギリスがEUに積極的に参加することによって、むしろ、内部から欧州を変えていくという立場を取っており、ユーロへの参加にも賛成している |
| 2005.5.31 |
拡大するEUの歩み |
1958年、EEC(欧州経済共同体)として、6ヶ国を原加盟国として始まった欧州の統合は、73年にイギリスなど、81年にギリシャ、86年にスペイン、ポルトガルが加わり、1993年、EUが発足した。その後、95年にスウェーデンなど3ヶ国が加わり、西欧諸国15ヶ国による連合を位置づけた。99年、共通通貨ユーロを導入。冷戦が終結し、EUは西欧諸国の連合から、大欧州の連合へと舵取りをすることとなる。 2004年5月、旧東欧諸国やバルト3国など、旧社会主義国を含む10ヶ国が、新たに加わり、25ヶ国体制となった |
| 2005.5.30 |
欧州憲法 |
25カ国に拡大した欧州連合(EU)の指針となる基本法のことで、これまでのローマ条約、マーストリヒト条約、アムステルダム条約、ニース条約などを統合した憲法のこと。正式名称は「欧州憲法を定める条約」。 欧州統合の理念を具体化し、EUの顔となる大統領や外相の新設、共通外交・安全保障政策の強化などが盛り込まれている。発効には、全加盟国の批准が必要とし、2006年11月の発効をめざしている |
| 2005.5.24 |
ドイツ社会民主党(SPD) |
ドイツの2大政党の1つで、社会民主系。 もう一方は、キリスト教民主同盟(CDU)− 保守系。ドイツでは、2大政党が拮抗しており、常に第3の小党がキャスティングボートを握る形で、連立政権が組まれている。(日本の公明党のポジションに似ている) 98年の総選挙では、ドイツ社会民主党が、コール首相のキリスト教民主同盟に勝ち、16年ぶりに政権を奪還。「「緑の党」との連立政権を作り、党首のシュレーダーがドイツ連邦共和国首相に選出された |
| 2005.5.6 |
イギリスの議会 |
イギリスの議会は、上院と下院に分かれ、上院は選挙によって選ばれない貴族や聖職者で構成されている(707議席)一方の下院は、5年ごとに改選が行われ、慣習により、下院 第一党の党首が、首相に選出される。現在では、上院は形式的な存在になりつつあり、予算法案に対する修正権がない等、「下院の優越」がはかられている |
| 2005.4.28 |
エアバス社 |
世界2大航空機メーカーの1つ。米国の大手航空機メーカーに対抗できる様にと、1970年、欧州の航空機メーカーが共同出資して作った企業連合。実際には、フランス・ドイツ・イギリス・スペインの4社で製造されており、世界各国で3000機以上が運航中。 合併や統廃合の結果、現在、世界で大型旅客機を製造しているのは2社しかない |
| 2005.4.26 |
モンサンミッシェル |
年間7000万人以上もの人が訪れる観光立国フランス。パリから、バスで北西部へ向けて走り、カマンベール・チーズで 名高い酪農地帯を抜け、約350キロ離れたモンサンミッシェルへ向かうルートは、人気の観光コースの1つとなっている。モンサンミッシェルは、8世紀、英仏海峡に浮かぶ周囲1キロ程度の小島に立てられた聖堂で、1979年に文化遺産に登録されている |
| 2005.4.20 |
コンクラーベ |
ローマ法王を選ぶ選挙。 鍵のかけられた礼拝堂の中で、選挙権を持つ80歳未満の枢機卿(今回は115人)により秘密投票が行われる。投票は、決まるまで1日4回繰り返され、この投票で3分の2を超える票を得た人物が新法王となる。 開票の度に、使用された投票用紙は燃やされ、新法王が決まらなければ、薬品を加えて黒い煙が上がる様にし、決まれば、薬品を加えずに燃やされるので、その白い煙が「決定」を示すことになる |
| 2005.4.6. |
イギリス総選挙 |
下院議員の任期は5年だが、慣例でほぼ4年に1度、選挙が行われる。定数は646。1979年に、保守党が勝利して以降、長期政権を築いたが、97年の選挙で、「ニューレーバー(新しい労働党)」を掲げ、颯爽と登場したブレア氏人気により、18年ぶりに労働党が政権を奪い返した。ブレア首相は、当時43歳。 最年少の英首相として注目を浴びた |
| 2005.4.4 |
ローマ法王 |
1億人近い信者を擁するキリスト教の最大教派、ローマ・カトリック教会の最高位指導者。「ローマ教皇」とも呼ばれる。 キリスト教徒全体の象徴ともいえる存在で、その発言や動向は、宗派を超え世界的な影響力を持つ。 次の法王は、15〜20日後に、教皇選挙権を持つ117人の枢機卿の投票により決定される。投票の結果は、礼拝堂の煙突から出る煙の色により、外部に知らされ、決まらないと黒、決まれば白の煙が立ち上がる |
| 2005.3.28 |
EUの対中武器輸出解除 |
EUは、1989年の天安門事件を契機に、中国への武器輸出を規制している。しかし、年間の武器輸入額が約4000億円と推定される大市場・中国との関係を発展させたいドイツやフランスは 「時代に合わず、解除すべき」と主張し、早期の禁輸解除を求めている。 EUは今年6月までの解禁を計画していたが、先月、ブッシュ大統領が訪欧し、反対を表明したことや、中国が台湾独立阻止を目的とした「反国家分裂法」を制定し、国際的に厳しい世論が出る中、解禁が延期される見通しが強い |
| 2005.3.8 |
変異型クロイツフェルト・
ヤコブ病 |
BSE(牛海綿状脳症)の牛の肉を食べて感染すると考えられている病気。脳にスポンジ状の穴があき、痴呆の症状が急速に進み、運動・思考能力を失う。発病後1〜2年以内に死亡するケースが多い。プリオンというたんぱく質が脳の組織を破壊して起きるが、詳しい仕組みはまだ分かっておらず、いまだ治療法のない難病 |
| 2005.2.22 |
EU憲法 |
経済力で米国に並んだ拡大EUが、国際政治の舞台で力を発揮するために制定された新基本条約。 任期2年半の大統領を選出や、外相を新設することで、米大統領や国務長官の様に、「EUの顔」として国際政治に参加する。 発効には全加盟国による批准が必要だが、イギリスなど反対派の国もあり、難航が予想される |
| 2005.2.10 |
米仏の対立 |
イラク開戦を主張する米英に対し、フランス・ドイツなどは「イラクに大量破壊兵器の保有やテロを支援しているという確実な証拠がない」として、開戦に反対していた。 当時、シラク大統領は拒否権の行使をも公言していた。 結局、アメリカは安保理への提出をあきらめ、国連の決議なしに、 2003年3月、イラク攻撃に踏み切った |
| 2005.2.3 |
ローマ法王(教皇) |
ローマ教皇とも呼ばれ、ローマ・カトリック教会の最高聖職者。現法王は、ポーランドの出身で、イタリア人以外の法王は約500年ぶり、西ヨーロッパ以外の法王は史上初。 ヨハネ・パウロ2世という名前は、法王に選ばれた際、自分でつけた名前。その法王のいるサンピエトロ寺院は、イタリアの首都ローマにありますが、カトリックの総本山として、1つの独立国となっている。東京ディズニーランドよりも小さく、法王と法王のもとで働く聖職者約1000人で構成される世界最小の国家 |
| 2005.1.28 |
ユダヤ人 |
宗教に関連する事柄には、たくさんの定義・解釈があるので、あくまで一般的に言われていることとしてですが、ユダヤ人とは、「ユダヤ人を母とする者またはユダヤ教徒」とされ、世界中で約1300万人いると言われている。 第二次世界大戦中、ナチス・ヒトラーのユダヤ敵視政策により迫害を受け、96万人のユダヤ人が犠牲となった他にも、フランスから7万6千人のユダヤ人が、強制収用所に送られている。その内、生還したのは2500人程度だったとされている |
| 2005.1.19 |
オリエント急行 |
1883年、パリとトルコ・イスタンブールを結ぶ世界初の国際列車として誕生した豪華列車。ぜいたくな内装と料理が有名で、当時の欧州の上流階級の東方(オリエント)への夢を乗せ、約4日間をかけて走った。アガサ・クリスティーの推理小説でも、よく知られている。その後は、ロンドン発となったが、飛行機の発達により、1977年に廃止された。現在は、観光列車として復活している |
| 2004.12.9 |
EUの行動規範 |
今回の妥協案として、EUが98年に自らが定めた武器輸出に関する「行動規範」を強化することによって、中国への武器輸出を 解禁しようという動きが出ている。行動規範では、加盟各国は武器輸出の内容を詳細に、EUに報告し、公開することになっている。ところが、禁止対象武器が曖昧なために、一部の国では報告せずに、中国へ武器輸出を行っているのが実態 |
| 2004.11.29 |
フランスの政情 |
フランスでは永く保革共存政権が続いていたが、2002年、シラク現大統領が再選したことをうけて、保守・中道勢力が結集した民衆運動連合(UNP)が誕生し、フランス史上最大規模の与党となった。しかし、首相の打ち出した年金や健康保険の見直しに国民の不満が噴出し、今年3月と6月の選挙では野党社会党に大敗した。民主運動連合(UNP)は、今回、次期大統領への意欲を公然と口にする人気政治家を総裁に選出し、国民の支持回復に挑むこととなった |
| 2004.10.19 |
ベラルーシ |
EUとロシアに挟まれた独立国。ルカシェンコ大統領は、反対派に対する強行的な弾圧で、欧米からは、恐怖政治と批判されている。3選が可能になったことで、民主化の後退が進み、国際社会からの一層の孤立を心配する声が強い |
| 2004.10.7 |
EU(ヨーロッパ連合) |
1993年マーストリヒト条約によって発足したヨーロッパの巨大経済圏。共通通貨ユーロを使用し、将来は政治統合も目指す。2004年5月には、東欧と旧ソ連の10カ国が加わり、現在、加盟国は25カ国、総人口約4億6000万人となった |