サム・ウォルトン <世界情勢/海外ニュースの読み方>
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サム・ウォルトン (プチ現代偉人物語)
 



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【発行・編集】 オフィス ケン・ハービー (Office Ken-Herbie)

■今回の偉人■

Sam Walton (米・ウォルマート創始者)
<第1話>
1918年、オクラホマ州に生まれたサム・ウォルトンは幼少の頃から、雑誌売りで家計を助け、貧しかった両親から、お金を使わないことを学んだ。この頃の経験は、ウォルマートが成功し、億万長者になった後も変わることなく、質素な生活をおくる習慣を築いた。

ミズーリ大学時代には、既に助手を雇って、新聞配達のビジネスを始めており、偉大な経営者になる片鱗は、この頃から発揮されていたようだ。

大学を卒業したサムは、あるスーパーマーケットへ入社する。 戦争が長引き、サムは入隊するために会社をやめるが、結局、持病の不整脈のため、戦場へ行くことなく除隊する。

そして百貨店の経営を目指すのだが・・・


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<第2話>
とある大都市での百貨店経営が順調であったサムだったが、ある日、婚約者のヘレンが言った言葉が、彼の運命を変えることとなる。

「私はあなたのいくところなら、どこへでもついていくわ。但し大都市以外ならね」

こうして、サムは人口1万人以上の町には立ち入り禁止となったのであった。ところが、皮肉なことに、このことが小さな町に出店するというウォルマートの出店政策の基礎となった。

サムは、やむなく他にやれる店がないか探しはじめ、やがて小さなバラエティストアを見つける。しかし、それは赤字続きで全く繁盛していない、みすぼらしい店であった。

この時、サム27歳。アーカンソー州の田舎町に開いた小さな雑貨店が、今日のウォルマートの原点となった。


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<第3話>
開業当初は赤字が続いたが、サムはここで店を経営するためのノウハウをしっかりと学んだ。そして、たった5年で州一番のバラエティストアへと成長させる。

ところが、店が順調に利益を上げだすと、突然、地主が姿を現し、「契約更新をしない」と言い始めた。地主は、サムが儲かっているのを知り、自分の息子にやらせようと考えたのであった。

結局、契約書の盲点をつかれ、サムは、店を手放さざるをえなくなる。そして、町から出て行くのであった。サムの実業家人生の中で、最悪の時を迎えることになる。

1950年、32歳になった年。妻子と再び店探しを始め、ようやく1軒の店を譲り受けることができた。そこは人口たった3千人のベントンビルという寂しげな町で、店舗はわずか112坪足らずであった。


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<第4話>
サムは、この再出発の店でセルフサービスの方式を取り入れることにした。今では当たり前の光景となったが、当時は、まだセルフサービスは珍しく、瞬く間に人々の間で評判となった。
 
後日、サムは、自ら「私がやったことの大半は、他人の模倣である」「他社から学ぶことこそ成功への近道」であると、はっきり語っている。

店の売上は順調に伸びていたが、サムは、「時代の流れ」を敏感に感じ始めていた。人々の関心は、「価格」へと向かっている。これからは、ディスカウントストアの時代だ。

1962年、サムが44歳の時。ついにディスカウントストア「ウォルマート」をオープンする。

当初は、発注計画や定番商品もなく、コンピューターなど、もちろんなかった。あるのは、「低価格販売」と「満足を保証」だけ。安定した仕入先もなく、当然、大手メーカーからは、相手にもしてもらえない状況であった。


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<第5話>
サムの経営理念は、いたってシンプルである。
「すべてはお客が決める」 「お客様はすべて正しい」

「安く仕入れた分の儲けは、お客に還元するのだ」 サムの考えは見事に的中し、ウォルマートは次第に多くの客の支持を得ることとなる。 

一方、サムはウォルマートの従業員達とも、良きパートナーシップを築こうと気を配った。彼らの意欲を高めるために、利益分配制度や株式の割引購入制などを、いち早く導入した。 また、全従業員に会社の売上額や利益などの情報を公開し、共有することにも努めた。 

そして、あのアメリカで、社内の労働組合もなく、業績を上げ続けてきたのである。

1970年、株式を公開。1991年、ついに年商で、全米小売業第1位となるのである。現在の年商は2500億ドル(約25兆円)を超え、店舗の数は、世界中で5000店舗を超えるまでになった。

1992年、大統領から自由勲章を受章。 その年の4月、静かに息を引き取った。




サム・ウォルトン(米ウォルマート創始者)1992年逝去







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