| 洋食器 |
トリビア・雑学 |
| ウェッジウッド(イギリス) |
「英国陶工の父」と讃えられるジョサイア・ウェッジウッドが創設しました。 1765年にシャーロット王妃に「クィーンズウェア」と命名されて以来、ヨーロッパ中の王侯貴族の食卓を彩るようになったのです。 美しいカタログで注文を受け、効率よく生産するアイデアもジョサイアが考案したもので、事業家としても腕を振るっています。息子のジョサイア2世の時代に、艶やかな白の透明感と丈夫さを 併せ持つファインボーンチャイナが発明され、以来、料理が引き立つ色合いや実用性を考えた食器を作り続けています。
<プチ知識>
陶磁器のブランドに「ロイヤル」と名のつくものが多いのは、ヨーロッパの王侯貴族が陶磁器に熱を入れていたからです |
| マイセン(ドイツ) |
ヨーロッパで初めて磁器の開発に成功したのがマイセンです。 双剣のマークは、開発した技術が漏れないように守る意味からきています。 歴史あるマイセンの磁器は高価でもあり、贋作もたくさん出回っています。底に描かれているマイセンの双剣のマークをチェックしてみましょう。双剣と一緒にMeissenやsince等と書かれていたら要注意です。そして本物は、すべて手描きでもあります。 有名なイヤーメモリアルプレートは、そもそもクリスマスプレートとして、1900年初期に発売され、以降、毎年発表されています。 今年(2006年)のプレートには「カッコウ」が描かれています。
<プチ知識> − 陶器と磁器の違い
陶器は、陶土で作り吸水性があって、光を通しません。一方、磁器は陶石に長石などを混ぜて作り、吸水性なく白色で光に透けます |
| リチャードジノリ(イタリア) |
マイセンに対抗すべく、鉱物学に詳しかったジノリ侯爵が研究を重ね、イタリア初の白磁を完成させました。 2代目の時代になると、海外から様々な磁土を輸入して研究し、「トスカーナの白い肌」と称賛される白磁が生まれました。今でも人気の高い「イタリアンフルーツ」は、この頃に発表された作品です。 オリエント急行の車内で使用されているものは、その名も「オリエントエキスプレス」と呼ばれ、列車と同じく、鮮やかなブルーをしています。
<プチ知識>
世界で最も早くから陶磁器の技術が発達したのは中国。 英語で磁器のことをチャイナと言う訳です |
| バカラ(フランス) |
バカラは、パリから400キロ程離れたバカラ村で生まれました。その華麗な輝きから、「王者たちのクリスタル」と呼ばれるバカラは、完成品になるまでに、その40%が捨てられます。ほんの僅かなキズも許されないのです。
<プチ知識> − クリスタルとガラス
ガラスに含まれる酸化鉛が25%を超えると、クリスタルになります。クリスタルはガラスよりも軟らかくできており、複雑なカットが可能です。また、光の屈折率が高く、より一層、光輝くのです |
| ノリタケ(日本) |
日本の洋食器といえばノリタケがそのパイオニアとして知られています。 創業者らは、明治23年にパリで行われた万国博覧会で初めて、白色の硬質陶磁器のすばらしさに触れました。そしてヨーロッパの製品に負けないものを作るために努力を重ね、大正10年にようやく日本初のディナー皿が完成します。 初期の作品はオールドノリタケと呼ばれコレクターズアイテムとなっています。
あまり知られていませんが、日本ガイシや東陶機器(TOTO)は、陶磁器の技術から発展したグループ会社です。
<プチ知識>
ボーンチャイナは白磁づくりに牛の骨灰を利用したものをいいます。牛の骨灰が原料の50%以上のものをファイン・ボーンチャイナと呼びます |