| テーマ |
ハービーの感じたまま |
今日のボブは誰?
その1 |
「Who is Bob this evening?(今日のボブは誰?)」
ヨーロッパの国々の多くのバーで、よく聞かれる挨拶となりましたが、「ボブ」とは、酒席で酒を我慢して、飲酒した友人らを車で送る運転者役のことで、ベルギーで生まれました。 飲酒運転による事故の頻発に悩んでいたベルギー政府は罰金の最高額を約170万円に引き上げると同時に、国の主要産業でもあるビール業界にも、飲酒運転防止の対策を求めました。ビールの売上を落としたくない業界は、知恵を絞り、その結果考え出されたのが「ボブ」の運動でした |
今日のボブは誰?
その2 |
飲酒運転の頻発に悩んでいたベルギーのビール業界が考え出した妙案は、飲み会に1人お酒を我慢する「送り役」を作ることでした。そして、その愛称を「ボブ」と名づけました。 酒場には、「今日のボブ」を決めるサイコロが置かれ、ボブ役が損にならない様にと、ボブに贈る特製キーホルダーを配った結果、今ではベルギー国民の97%が「ボブ」のシステムを知っており、「ボブ」になった経験がある人も36%に及ぶ程に浸透しています。 ベルギーでは9.9%と高かった年末年始の飲酒検問の検挙率が、去年は4.2%と半減しましたが、日本にもこの運動は伝わるのでしょうか? |
| A判、B判 |
用紙のサイズには、A判とB判がありますが、A判はもともとノーベル化学賞を受賞したオストワルド氏が提案したドイツの規格で、基準の大きさ(A0)を1平方メートルとしています。 一方のB判は、江戸時代、尾張・紀伊・水戸の御三家が使用した高級紙「美濃紙」のサイズに基づいており、基準の大きさ(B0)は1.5平方メートルとなっています。 昭和4年、ドイツの規格であるA判が、日本の標準規格に採用されると、以来、日本では2つのサイズが併用して、使われる様になりました。 かつて、公文書にはB5サイズが使われていましたが、1993年、国際的な慣習に従って、日本政府はA判を行政文書のサイズとすることを決定しています |
| らくだとロボット |
中東・カタールで開かれているアジア競技大会は、今日で最終日を迎えました。日本も合計194個のメダルを獲得し、健闘しています。 さて、この時期、中東の人々は競馬ならぬ、ラクダレースに興じることで知られています。 ラクダに乗る騎手には身軽さが要求されるため、5〜6歳の子どもが務めることが多く見られました。 彼らはパキスタンやスリランカ等、近隣の貧しい国から集められ、成長を遅らせるために、満足な食事を与えないことが常態化しており、度々、諸外国からの非難を浴びていました。 ようやく、今年になって、ユニセフの指摘により、子どもらは親元へと返されることとなったのです。 彼らに代わって、登場したのは「ロボット騎手」。 約40cm四方の箱形をしたロボット達は、ラクダの上に乗せられ、持ち主が無線で操縦するムチが当たると、そこから流れる微電流による刺激によって、ラクダ達が走るのです |
| Truthiness |
今年1年を表す漢字に「命」が選ばれましたが、アメリカでも大手の辞書出版社が、一般からの投票を基に「今年の言葉」を選んでいます。 2006年の言葉に選ばれたのは「Truthiness」。 「Truth=真実」から派生した言葉で、ブッシュ大統領がイラク戦争開戦の根拠として使った理由にも関連するのですが、「(根拠のない)真実」「真実として知られているというよりも、真実であってほしいこと」を意味しています。 ある有名なコメディアンが、その様な意味で使い始め、一躍、今年の流行語となりました。 他にも「泥沼」など、イラク戦争に関連した言葉が、10位中5つも入るなど、2006年のアメリカはイラク戦争の後遺症に悩まされた年になったと言えそうです |
| ユニクロの逆襲 |
カジュアル衣料の「ユニクロ」が、先月はニューヨークの中心・マンハッタン地区に、今月は上海の開発地区にと、それぞれ、売場面積3300、2310平方メートルという超大型店をオープンさせました。 かつて、ユニクロはイギリスの地方や郊外に大量出店しましたが、知名度不足により、2年間で16店が撤退するという苦い経験を味わっていることから、大都市の中心部に大型店舗を出店し、知名度・イメージを上げる戦略に転換しています。 今後は、パリ、ソウルなどの中心部にも大型店舗を出店していく計画の様ですが、日本発のカジュアルブランドが、世界の市場に定着する様、ぜひ応援していきたいですね。現在、ユニクロは、米国、英国、中国、香港、韓国に約30店舗を海外展開しています |
念願かなうも、
楽じゃない |
1月1日、ブルガリアとルーマニアの両国が、新たに欧州連合(EU)に加わりましたが、これまでの厳格な国境管理がEU加盟後は、IDカードの提示だけで国境を往来できるとあって、初日(1月1日)は、ブルガリアで約9000人が国境を越えました。 そのほとんどは「本当にIDカードだけで国境が渡れるのか試してみたかった」というものですが・・
さて、EUでは厳しい騒音規制を採用しており、基準に適合しない飛行機の飛行は認められていません。 ところが、ブルガリアでは旧ソ連製の飛行機が多く、パルバノフ大統領の専用機が、同基準を満たさない為に、自国の空さへも飛ぶことができないことがわかり、関係者らは気をもんでいます。 EU側では3月末までの猶予期間を与え、改善を求めていますが、一方のブルガリア側は猶予期間の延長を求めており、当分、この議論は続きそうです。念願のEU加盟も、決して良いことばかりとはいかない様ですね |
| Rabies−狂犬病 |
わが国ではノロウィルスが猛威を振るっていますが、今年は他にも、狂犬病を思い出せられた年となりました。 8月、日本人男性2名がフィリピンで犬に噛まれ、帰国後に発症。1人が死亡、1人が重体となっています。 狂犬病は日本では撲滅された感染症ですが、一般には1〜3ヶ月の潜伏期間を経て発病すると、治療法がなく、まず助かることはありません。 2004年には、世界中で約5万5千人が狂犬病によって命を落としており、現在患者が見られない国は、日本、イギリスなど、ごくわずかの国しかありません。 日本に入ってくる動物の検疫は強化されていますが、専門家らがもっとも恐れるのは、狂犬病が流行している国からの船が寄港し、感染した犬が飼い主と共に下りてくることと言われています。世界が狭くなった今、海外での感染症は決して他人事ではありません |
| ピンクの刑務所 |
一面、ピンクに塗られた壁には、所々にテディベアが描かれていたりする。ここは、なんと米ミズーリ州の刑務所。囚人達の心を落ち着かせるために、アメリカ・テキサス州など、いくつかの刑務所では、試験的に、囚人服や独房の壁をピンク色で統一しています。色彩心理学者によれば、ピンク色がもたらす鎮静効果については、学会でも議論が分かれる様ですが、一人でも多くの囚人が早く更生して、社会に復帰できる様、あらゆる試みがなされているのです |
国内産業保護の
禁じ手? |
旧ソ連のカザフスタンは1月1日より、右ハンドル車の輸入を禁止した為、日本の中古車輸出業界が打撃を受けています。 カザフスタンは、日本とは逆で、車両は右側通行ですが、品質が良く、丈夫な日本中古車の需要が高く、年間3万台近くが輸出されていました。 ところが、国内産業(国産車)の保護を目的として、今年度より、右ハンドル車の輸入を禁止し、再来年には右ハンドル車の走行自体も禁止すると言われています。 カザフスタン政府は、右ハンドル車が関与する死亡事故が、前年の約3倍に増加したことを理由としていますが、あまりに露骨すぎる規制に閉口してしまいますね |
18歳未満
立入お断り |
一昨日は成人の日でしたが、世界各地でも成人(成人と見なされる年齢は様々ですが)を祝う行事が、たくさんありますね。ところが、国民の祝日として制定しているのは、日本だけのようです。 さて、選挙権、飲酒、喫煙など、年齢に制限があるものは数多くありますが、パリ郊外にある大手スーパーマーケット「カルフール」の2つの店舗では、「18歳未満は大人の同伴なしで入店をお断りする」規制を取っています。 主に移民の若者による、客や店員への暴行、万引きなどの犯罪が絶えないためで、カルフール本社では「店舗が独自に 判断したことで撤回を望む」として、人権団体からの反発への一定の配慮をみせていますが、パリでは、一昨年、移民の若者らが日常の不満を爆発させる形で、路上の車に火を放つなどの大暴動が起きて以来、依然として暴力などの事件が頻発しており、やむを得ない処置と言えそうです |
| 今年は良くなる?? |
米の世論調査会社が、53ヶ国で実施した調査によると、「2007年は06年よりも良くなる」と答えた人の割合が、もっとも高かったのはベトナムの94%、反対に、もっとも悲観的だったのはギリシャで、44%の人が「悪くなる」と回答しています。 ベトナムは経済が好調なことに加え、今年はWTO(世界貿易機関)への加盟で、外資参入による経済の活性化に 大きな期待を抱いている人が多いことが伺えます。 さて、日本はと言えば、「良くなる」が19%で下から2番目の52位。「悪くなる」は14%の37位でした。悪くなる理由として、格差社会の拡大を挙げる人が最もも多いことも明らかとなっています。 私は、2007年の日本は、各個人が格差社会への処方を少しずつ見出して、上向きになると確信していますが、皆さんは、07年の日本をどの様に占いますか? |