ジーコ <世界情勢/海外ニュースの読み方>
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ジーコ (プチ現代偉人物語)
 



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■今回の偉人■

ジーコ


ジーコ (本名:アントゥール・アントゥネス・コインブラ)

「Zico」という呼び名は、本来「ズィーコ」と発音するべきだが、そもそもこれは、いとこが付けたニックネームである。


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<第1話>
1953年ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ市の近郊で、6人兄弟の末っ子として生まれる。

子供の頃は毎日兄弟で、草サッカーをして遊んでいた。 長男と3男は、共にプロのサッカー選手として活躍した。

14歳の時、ジーコにも、ブラジルの名門チーム、フラメンゴのユースチームの入団テストを受けるチャンスが訪れる。 しかし、テスト当日、ジーコを見た監督は「あのチビのどこがすごい選手なのか?」と言い放ち、なかなか本気にしてもらえなかった。

プレーヤーとしての技術は、少年時代から傑出していたジーコも体格に恵まれていなかったのである。


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<第2話>
ジーコは、テストに無事合格し入団するが、ゲームになると体格で負けてしまい、十分な活躍ができない日々が続いていた。

そこで、監督は肉体改造することをジーコに提案する。以来、毎日、朝5時半から夜は10時半まで、トレーニングに明け暮れる日々が続いた。 その結果、ジーコの身体はみるみると出来上がっていき、その年、ユースリーグの得点王を獲得する。

19歳になると、ユースでの活躍が認められ、フラメンゴのトップチームへ引き上げられることになった。

しかし、ジーコはミュンヘンオリンピック出場の為、アマチュア資格が与えられるユースチームへ戻ることを決断する。 ジーコ自身は、経済的な負担をかけた両親を楽にさせるために、プロの選手としてトップチームに残りたかったのだが、オリンピック代表監督から直々に代表入りを打診されたことから、オリンピックでの金メダル獲得にすべてを賭けたのだった。

ところが、出場選手発表の日、ジーコは、自分が代表から外されたことを知る。

代表監督に裏切られた思いは、絶望感で満ちあふれてくるのだった。 ジーコにとって、生まれて初めて味わう挫折感だった


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<第3話>
フラメンゴと正式なプロ契約を結び、ようやく一人前になったと自覚したジーコは、4年間付き合っていたサンドラと結婚。その後、2人は3人の息子に恵まれる。

そして、フラメンゴはジーコを中心に全盛期を迎えた。

リオ選手権をはじめ、多くの大会を制し、クラブ選手権世界一を決定するトヨタカップでも優勝を果たす。ジーコはここでもMVPを獲得するが、ジーコらしいエピソードが残されている。

MVPの副賞として、トヨタセリカが贈られたのだが、ジーコは車の価格を調べ、その価格分をチームメート全員に分けたのである。

「セリカは代表してもらっただけだ。控え選手も含めて、皆のサポートあってのものだから、皆で分けるのは、少しも不思議な話ではない」と語っている。



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<第4話>
1980年代、ブラジルは経済不況に陥り、その影響でサッカークラブの経営はどこも厳しい状況になっていた。

その頃、外国人選手の入団を解禁したイタリアのセリエAは、ブラジルの有望選手の獲得に動いていたこともあり、移籍金目当てで、スター選手を手放すオーナーが激増した。

ジーコにもASローマからのオファーもあったが、当時の会長は、決してジーコを手放そうとはしなかった。 ところが、1983年、フラメンゴの新しい会長に就いた男が、ウディネーゼというチームへの移籍を決めてしまった。

イタリアへ移籍した後も、ジーコの活躍が止まることはなかった。 チームはかつて一度も勝ったことがなかった強豪ASローマから、白星を挙げ、ジーコ個人も最高得点率賞を受賞し、MVPを獲得した。

2年間のイタリアでのプレーの後、ブラジルのフラミンゴへ復帰するが、それからはケガとの闘いであった。 相手チームのディフェンダーのラフプレーによって膝を負傷。治療の為に、4度も手術を受けることとなる。


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<最終話>
18年間に渡る現役生活を終えたジーコは、サッカーへの恩返しにと、ブラジル・スポーツ庁長官に就任する。

その後、鹿島アントラーズの前身である住友金属FCと、監督兼任の選手契約を交わすことになるのだが、その際の契約金は、実際に本当のわずかの額であったと言われている。プロ・サッカーリーグの発足と、ワールドカップ招致を目指した、日本のサッカーに貢献することに大きな意義と関心を持っての決断だった。

そして、Jリーグ・最初のリーグ戦では、第一ステージで見事、鹿島アントラーズを優勝へと導いた。

日本で3年間の現役生活を終え、鹿島アントラーズのテクニカルディレクターに就任する一方、ブラジルでは「ジーコ・フットボールセンター」を開校する。 これは、ジーコの長年の夢の実現であった。 世界中から子供達を集め、サッカーを指導・育成して、自分でプロのサッカーチームを作るという壮大な計画なのである。

まもなくドイツワールドカップが始まる。
日本サッカーを誰よりも愛するジーコ。
日本代表チームを勝利へ導いてくれることだろう。




ジーコ (本名:アントゥール・アントゥネス・コインブラ)
通算総出場試合数・・・1,175試合
通算総得点数  ・・・831点







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